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カテゴリ:読売 しまふくろう( 26 )

読売新聞コラム「しまふくろう」No.26(最終) 北の流星

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)8月11日(土曜日)
しまふくろう
北の流星
 深夜の道南岩部漁港に車から降り
立った。漆黒の闇に満天の星々を仰
ぐとそのひとつが剥がれ落ちたかの
ように私達の頭上を滑空して行った。
思わず星に願いを込めたのは言うま
でもない。しかしながら釣果ゼロ。
だが成果大。高2の息子はせっせと
沖へと遠投し受験勉強の鬱憤を晴ら
し、私はといえば、魚よりも大地の
息吹を満喫していた。忘れていた親
子の会話もいつの間にか取り戻し海
の包容力の偉大さに今更ながらに感
心した。
 ところで、この海を箱館戦争渦中
の開陽丸が江差へと通過した。先日
艦長榎本武揚の末裔隆充氏と御一緒
させていただいた。江戸期の福島町
には先祖の円兵衛も上陸し御縁があ
る。今年は、武揚の百回忌に当たる
とのこと。尽きない話題にタイムス
リップの醍醐味を感じた。聴くとこ
ろによると武揚晩年の所持品の一つ
に「流星刀」という名刀があったそ
うだ。
 100年以上前に付けられたこの洒落
たネーミングが実は、旗艦開陽丸の
船上で見かけた北の流星にヒントを
得ていたと空想するのは失笑であろ
うか。私達親子が見た流星を今一度
描き直して武揚の思いを重ねてみた。
        (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-08-11 14:20 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.25 神楽の街のコンサート

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)7月21日(土曜日)
しまふくろう
 神楽の街のコンサート

 かつて福島町は「神楽のまち」
と言われていたという。350年以上
前から伝わる伝統芸能「松前神楽」
が四季折々の神事行事を通じて人々
に披露され、常磐井家が代々しっか
りと保存してきたからだ。神楽の舞
手は現在中学生から70代までと幅広
い年齢層で構成され、今年は新たに
女子高校生2人が加わり練習に花を
添える。このメンバーなら洞爺湖
サミットお披露目も夢ではない。
 ところで、「かがり火コンサート」
をご存じだろうか。自然景観の優れた
神社境内の土俵を舞台に、ジャズや
現代音楽を篝火を焚き鑑賞したいと
の願いからスタートした。松前神楽
と現代音楽の2部構成。今年は七色の
声を操るおおたか静流と、ガラクタ
に命を吹き込む打楽器奏者山口とも
の競演に興味津々。
 ステージ背後に染色家長谷川雅志
の布作品が篝火とともに夏の夜空を
祝福する。さて今年のコンサートの
テーマは「ゴミを出さずに、音を出
そう!地上を歌の森にしよう!」。
なにやら不思議なスローガンだが楽
しさ必見。7月29日福島大神宮境内で
第12回かがり火コンサートが開演される。
        (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-07-21 06:14 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.24 函館駅のキリン

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)6月30日(土曜日)
しまふくろう
 函館駅のキリン

 「アーッ」と幼児がさした指の先には、
青空を背にした黄のキリンが立っていた。
6月24日、函館駅でJR北海道主催のイベント
「はこだて駅スポ2007」が開催された。
ミニSL、ちんどん屋、縁日など色々な催し
物に加えて、弊社キリンクレーンの撮影
コーナーが設置された。
 そのキリンを、一度じっくり見てやろ
うと意気込む人たちの動きは様々だ。
お父さんに肩車をせがむ少年、地べたに
寝そべってまで撮影するお母さん、我先
にと競う保育園児・・・・・・。小生は、建設
機械はその形にふさわしい動物柄にすべ
きだと以前から考えている。だから、
クレーンはキリンなのだ。
 昨年、福島町の小学校3年生が、これに
直接ペイントしてくれた。命を吹き込ま
れたキリンクレーンはもはや、単なる起
重機を脱し、子どもたちに愛される体温
ある動物へと進化した。さらに今回、
念願の函館駅デビューにあたり、喜色満
面の子どもたちとの触れ合いにより、
ますます体温高まるクレーン。
 あのカフカの「変身」さながらに、朝起
きたら目玉ギョロっと、本物のキリンにな
っていた-なんてことになったらと思うと
ハラハラして眠れない。 
 (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-06-30 06:17 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.23 イワツバメと縄文土器

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)6月8日(金曜日)
しまふくろう
 イワツバメと縄文土器

 ビュンビュンとあまりにも勢いよく飛び交
う鳥の雄姿に誘われて、小学3年の二男と福
島川に架かる橋のたもとへと出かけた。春の
緑が彩る清流に、戦闘機さながらに急降下し
てはキビキビと再発進していく影の張本人は
白と黒のシックな装いのイワツバメだった。
 ジッとのぞき込むと、橋のツルツルとした
コンクリートの壁面に、くわえてきたばかり
のぬれ土を巧みに塗りこめて、巣作り作業の
真っ最中だった。土の中には小石、枯れ葉、
小枝など自然の繊維素材をちょうどミルフィ
ーユ菓子のようにうまくサンドイッチにして
粘度を保たせているらしい。威風堂々、その
姿はまるで野焼き前の縄文土器が壁に張り付
けられているかのようで、思わず我々親子が
顔を見合わせたのは言うまでもない。
 ところで先日、函館市の中空土偶「カック
ウ」が国宝に指定されたそうだが、優れた縄
文土器の創造を為しえた先人のお手本が実は
「イワツバメの巣」であったと空想するのは
滑稽なことであろうか。開闢以来、悠久の
時を経て今なお息づく偉大なる自然の叡智。
私たち人間が自然から学ぶべきことはまだま
だ無限だ。
             (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-06-08 21:01 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.22 白雲の父

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)5月18日(金曜日)
しまふくろう
       白雲の父 
 境内の砂利道にちりばめられた桜の花びら
に見とれていると、「いいでしょぉ。今日の
朝は」と常磐井宮司が坂の上から声を掛けて
くれた。歴史ある福島大神宮は、地域の人々
の憩いの杜(もり)でもある。我が事だが、親に叱ら
れると子供のころよくこの石段を駆け上がっ
たものだ。息せき切って登りきると、晴れ晴
れとした津軽海峡のパノラマがまぶしく少年
を照らしだしてくれた。
 一望千里、いつしか大人。半世紀を経た少
年の心と風景のささやかなドラマは今や織り
上げた一枚の布絵図のように懐かしく感じら
れる。父への反発、そしてあこがれ。人生と
このスペクタクルとの好印象に、いつしかま
ねごとで短歌をつくったことを思い出した。

 尾根伝ふ視線のごとき哀しびに絶えだえか
 かる白雲の父

 遠い山並みを見つめる目が私の孤独を、そ
の稜線(りょうせん)にとぎれとぎれにかかる白雲が父の
存在感を表す。自分では不熟ながら、「父へ
の恋歌」と故塚本邦雄氏に評価いただいたこ
とが忘れられない。父のためつくった詩だっ
たというのに、ついぞ真意を伝えずに失って、
すでに3年半が経過した。
              (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-05-18 14:23 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.21 花々の古道

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)4月20日(金曜日)
しまふくろう
 花々の古道  

 「頂上から津軽海峡までくっきり見えて、気分爽快だった
さ」と、山の様子を見てきた農家の笹島さんが教えてくれた。
大千軒岳の山ろく南向きの斜面一帯は、いま春の使者・カタ
クリで大にぎわいとのこと。この調子で行くと5月の連休あ
たりには、エゾエンゴサク、シラネアオイ、イチリンソウな
どの山の花々も千紫万紅だろう。
 さて、この花々を縫うように古道がひっそりと佇(たたず)
んでいる。歴代松前藩主をはじめ、円空、伊能忠敬、松浦武
四郎など多くの著名人が通った歴史とロマンあふれる通称
「殿様街道」である。なかでも注目されるのは、明治元年の
箱館戦争。土方歳三を総督とする徳川脱走軍数百人が松前城
に攻め入る途中、この山頂で攻防を極めた。
 土方軍阻止のため福島町内に本陣を張った松前藩は、20キ
ロも離れた海岸から大砲2門を標高250メートルのこの山頂
まで人力で雪道を引っ張り上げ、ここを守った。花々の咲き
誇るその陰翳には先人の臥薪嘗胆。思わず祈りの心が芽生え
てくる。
 この季節と歴史を楽しむ市民の散策会「第7回殿様街道探
訪ウォーク」が連休5月3、4日に開催される。
(福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-04-21 05:36 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.20 ローカルな歴史と萌芽

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)3月27日(火曜日)
しまふくろう
      ローカルな歴史と萌芽  


 自分の住む町が、どんな不思議な歴史を育(はぐく)んでき
たのか興味津々である。とくに道南は隆々たる史伝に溢(あふ)
れワクワクドキドキする。
 江戸時代を例にしても福島町は、実は北海道稲作成功の双葉
であり、鰊(にしん)漁発祥の地であった。また、清国貿易の
長崎俵物(干しアワビ・煎(い)りナマコ)は私たちの誇るべ
き前浜産であり、バチカンも注目した千軒岳にはゴールドラッ
シュで何万人という渡海の人々が上陸して止(や)まなかった。
これら町の史実に耳をそばだて、目をパチクリさせることはこ
の上なく地域を祖先を敬愛することとなり、温故知新効果絶大
である。即(すなわ)ち、歴史に学び私たちの未来を自ら切り
開こうとの心の萌芽(ほうが)に通ず。
 福島町史研究会では、この意義を常に御教示くださる永田富
智顧問のお名前を記念し「永(はるか)」という会報を年1回
発行している。今回のメニューは、ある漁師の歴史/ある医師
の歴史/キリシタン秘話/道路の変遷/福島町歴史ガイド/わ
が町スルメの歴史などなどローカルな歴史考察がめじろおしだ。
編集・コピー・製本と会員相互が自ら分業により手作りで作成
した念願の「永第6号」がいよいよ発行される。
(福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-03-27 01:40 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.19 ものづくりのヒント

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)3月3日(土曜日)
しまふくろう
     ものづくりのヒント


 「木の皮があちこち剥けてきている、病気
かしら」。雪の日の朝、二男を小学校へ送り
出した妻が庭のナナカマドの木の異変を知ら
せた。見に行くとあたり一面木屑が散らばり、
立ち木が情けないまでに無造作に皮を剥ぎ取
られている。ハッと目をやれば樹上に直径5
㌢ほどのきれいなトンネル痕。すかさずカメ
ラを持ち出し、ロバート・キャパ気取りで待
ち伏せた。
 案の定、キツツキ類アカゲラ婦人の御登場
だ。ファインダーをのぞいていると、穴にこ
っそり潜っては砕いた木屑を巧みにくわえ、
外界の様子を慎重にうかがっては首振り状に
宙にばらまく。何度も何度も繰り返されるそ
の真摯なしぐさに、思わず心奪われ写真はち
ょっとピンボケに。
 さて、エンジニアの端くれとしては、もし
や物作りのあるべき姿をこの貴婦人に垣間見
せていただいたのではと思い当たる。彼女の
一心不乱に打ち込む姿勢はプロの誇りを美し
く喚起させ、寸分違わぬ木彫りの芸術は職人
気質の力量を思わせる。春は早い、物づくり
の人々よ家を出て鵜の目鷹の目で技術のヒン
トを自然の中に探しに行こう。
        (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-03-03 08:44 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.18まちのちから

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)2月8日(木曜日)
しまふくろう
     まちのちから

 子供たちの学校帰りは、明るい道ばかりと
は限らない。小さな町といえども、以前より
心配していた事案が発生した。中学校の部活
を終え家路へ急ぐ女子を暗がりで追いかける
不審者が出没したのだ。児童の機転で民家に
逃げ込んだため、事なきを得たが、家に帰っ
て恐怖心からかオイオイ泣いていたとのこ
と。本人の受けた心の傷を察するにつけ憤り
を強く感じたのは言うまでもない。
 「自分の子供は自分で守る」。同じ子をも
つ親として、私たちに何ができるかを考え、
PTAが役員を中心にパトロール活動をする
ことにした。心強いことに地元警察も地域パ
トロール隊も連携してくれることとなった。
早速、不審者発見場所で監視していると、地
域のお母さんたちから労いの言葉と新たな情
報とをいただいた。なんと以前にも同様の事
案があったとのこと。また、児童が車で追い
かけられた別件もあったのだそうだ。
 新たな事実に地域の安全の現状と行動の必
要性を再認識した。私たちは、どのようにし
たら「まちのちから」になり得るのだろうか?
 パトロール中、いきなり強く降り出した綿雪に
思わず襟を正しながら暗い天空を見つめた。
               (福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-02-08 10:03 | 読売 しまふくろう

読売新聞コラム「しまふくろう」No.17 産直花婿通信販売

讀 賣 新 聞
2007年(平成19年)1月18日(木曜日)
しまふくろう
  産直花婿通信販売
 インターネットは今でこそ私たちの生活の重要ツールになったが、11年前にはまだまだ一般的ではなかった。そのころ、私の所属していた福島町商工会青年部は「産直花婿通信販売」なるサイトを立ち上げた。もちろん目的は「花嫁募集」だが、生きの良い独身部員の鮮度を前面に「花婿販売」と銘打ったのだ。
 写真・年齢・趣味・貯金を公開しつつ情報発信したところ、お見合いには至らなかったが、いくつかの好反響が得られた。そのひとつに徳島県海南町の青年部からの問い合わせがあった。「感動した! ホームページを作った人の顔が見たい」。なんと、世の中には奇特な方がいらっしゃる。
 雪の降る福島町に血気盛んな南国の青年たちがやって来た。酒が入ると友情が芽生えるのも早い。意気投合した勢いで、私たちドサンコが今度は徳島空港へと降り立った。地元の歓迎は熱く、人々が鳴り物入りの阿波踊りで出迎えてくれた。
そうだ、感動は人を呼ぶ。過疎を嘆くより、ここでしかできない身近なことに取り組み、キラリと光らせよう。私たちが学んだことだ。インターネットがもたらす町と町、人と人との交流の可能性に、ますます期待したい。(福島町・会社社長)
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by anjls | 2007-01-22 11:53 | 読売 しまふくろう