読売新聞2006年(平成18年)3月17日(金曜日)
カンジキ作り、ソリ滑り・・・・
遊ぶ学ぶ 冬山わくわく
福島でアウトドア体験塾
子どもたちに冬山の楽しみや冬のアウトドア技術を
体験してもらう「大千軒冬山わくわく体験塾」が、福
島町千軒地区で開かれた。
地元の福島アウトドアセンター千軒塾(浅野和雄代
表)が主催したイベントで、地元福島町や近隣町、函館
市などから小・中学生とその保護者計25人が参加。茨
城県鹿鴫市在住で、エベレスト登頂経験もある登山家
の田中春夫さんらが講師を務めた。
参加者たちは、雪のブナ林などを歩きながら、樹木
の冬芽や動物の足跡を観察するなどし、樹木に関する
質問には、渡島西部森づくりセンターの職員が説明を
行った。
アウトドア技術は、田中さんや浅野さんが指導。ク
レバスを渡るのに、落下を防ぐため、3・5㍍ほどの
枝を持つ方法や木の枝で橋を作るやり方、テントの張
り方、木のツルでカンジキを作る技などを学習した。
休憩時間に、家庭用のごみ袋をソリの代わりにして
滑走する方法を教えられ、子どもたちは、大喜びで実
践していた。
【写真】冬の森を観察する参加者たち