講演 「榎本家執事 武揚を語る」
昨夕、福島町史研究会主催の講演会が
開催されました。
この講演は、インターネットを通じ武揚ファン
の耳にも入り、東京などで話題になっていた
とのこと。
福島町内外から大勢の方々がいらっしゃいました。
ありがとうございます。
獄中日記の解説では、
武揚が獄中で牢名主にその座を譲られた逸話や
広範な近代日本科学技術の祖としての位置付けがすでに
この日記に披瀝されていたという解説。
また、開陽丸発掘の立役者石橋藤雄先生は
司馬遼太郎氏や山本寛斎氏の著作に登場していますが
石橋氏に司馬氏から何度も電話をいただいた話や
山本氏は、5度も石橋氏を訪ねて江差へ来ていらっしゃる
など、写真を交えて裏話をお知らせくださいました。
元々函館公会堂で活躍した語り部だけあって、
塩谷氏の歯に衣着せぬ語り口は
近代日本の万能人としての武揚像をくっきりと浮き彫りにし、
武揚4代目・5代目に伝わるDNAを彷彿とさせました。
また、「実学」を旗印に掲げる東京農大学祖として
の武揚の思いを披瀝し、福島町とのこれからの交流が
もたらす夢を膨らませてくださいました。
※次回講演会は、石橋藤雄先生をお招きして
5月25日(火)18:30から
福島町トンネル記念館シアター室にて
お楽しみに。